かるポカとデロンギについて、サイズ・暖房性能・電気代・静音性・便利機能・安全性まで、徹底的に比較しました。
軽くて手軽に使える「かるポカ」と、しっかり広い空間を暖められる「デロンギ」、どちらがライフスタイルに合うのはどっち?
この記事を読めば、かるポカとデロンギどちらを選ぶべきかがスッキリわかります。
かるポカとデロンギの違いを比較
かるポカとデロンギを比較して、冬の快適さを左右する重要な違いを詳しく比較していきます。
かるポカとデロンギを比較① サイズ・重さ・持ち運びやすさ
| 項目 | かるポカ SN-M351 | デロンギ MDHS15-BK |
|---|---|---|
| 重量 | 約4.8kg | 約12.5kg |
| サイズ | 幅31×奥行49×高さ69cm | 幅76×奥行53×高さ16cm |
| 携帯性 | 高い(取っ手&キャスターあり) | 低め(重量あり) |
かるポカはその名の通り“軽い”のが魅力です、重さは約4.8kgと非常に軽量で、片手でも持てるほど。
さらにキャスターと取っ手が付いているので、寝室・脱衣所・リビングなど部屋間の移動が簡単です。
設置スペースにも違いがあります。かるポカはコンパクトに縦型設計です。
一方、デロンギのマルチダイナミックヒーターは重さ12.5kg、ずっしりとした重量で、女性が持ち上げるのはやや大変。
デロンギは横に広がるスリム型のため、壁際に設置してリビングの一角に“インテリア化”するのが向いています。
かるポカとデロンギを比較② 対応畳数と暖房能力
| 項目 | かるポカ SN-M351 | デロンギ MDHS15-BK |
|---|---|---|
| 適用畳数 | 約8〜10畳 | 約10〜13畳 |
| 最大消費電力 | 1200W | 1500W(5段階調整) |
| 暖房方式 | 遠赤外線パネル式 | マルチダイナミック(オイルレス) |
かるポカは、8〜10畳程度の部屋をじんわりと温める設計。
脱衣所、寝室、子ども部屋など、小〜中規模の空間での使用に向いています。
優しい遠赤外線のぬくもりで、冷えた体を芯から温めてくれる感じが好評です。
一方のデロンギは、最大13畳まで対応可能。リビングやダイニングといった広めの空間でも、均一に暖められるパワフルさが魅力です。
特に、独自のマルチダイナミックヒーター構造によって、暖房ムラが少なく、部屋全体を包み込むような温もりを感じられます。
また、デロンギは1500Wと高出力に加え、細かく5段階で出力調整が可能。状況に応じて柔軟に使い分けられるのも利点ですね。
かるポカとデロンギを比較③ 立ち上がりの速さと暖まり方
| 項目 | かるポカ SN-M351 | デロンギ MDHS15-BK |
|---|---|---|
| 暖まり方 | 局所的にじんわり | 部屋全体を均一に |
| 立ち上がり速度 | やや速い(即暖タイプ) | 徐々に温まる(5~10分程度) |
| 特徴 | ムラのない遠赤外線 | 32段階の温度調整が可能 |
かるポカは即暖性に優れていて、スイッチを入れてからすぐにパネルが温まり、肌に直接あたるようなポカポカ感が早く感じられます。
寒い朝や脱衣所など、すぐに暖かさが欲しい場面には非常に重宝します。
かるポカは簡単操作重視なので、シンプルに「強・中・弱」の出力切り替えです。
デロンギのマルチダイナミックヒーターは、ジワジワと暖まるタイプ。
最大出力1500Wではありますが、オイルレスで内部ヒーターが徐々に熱を帯びて、空間全体にふんわりとした温もりを広げていきます。5分〜10分ほどで効果を感じ始めるイメージです。
また、デロンギには32段階もの細かい温度設定が可能なので、「じわじわ」「しっかり」といった好みに合わせた暖まり方が選べます。
かるポカとデロンギを比較④ 電気代と省エネ性能
| 項目 | かるポカ SN-M351 | デロンギ MDHS15-BK |
|---|---|---|
| 消費電力 | 最大1200W | 最大1500W(5段階調整) |
| 1時間あたりの電気代(目安) | 約26円 | 約32円 |
| 1日8時間使用時 | 約208円 | 約256円 |
| 電気代の節約性 | 比較的高い | 調整次第で最適化可能 |
かるポカは最大1200Wと控えめな電力設計で、1時間の使用でかかる電気代は約26円程度。
1日8時間使っても約208円と比較的お財布に優しいのが嬉しいところです。
出力も3段階から選べるため、部屋の広さや気温に合わせてムダのない使い方ができます。
対するデロンギは最大1500Wと高出力ですが、5段階のパワー調整と32段階の温度調整が可能。
これにより、「最小限の電力で快適な暖かさを保つ」という使い方ができるんです。
設定次第では、意外と電気代がかさまないという口コミも多く見られます。
かるポカとデロンギを比較⑤ 静音性
| 項目 | かるポカ SN-M351 | デロンギ MDHS15-BK |
|---|---|---|
| 運転音 | ほぼ無音(ファンレス) | 非常に静か(ファンレス) |
| 就寝時の使用 | 快適 | 快適 |
| 音に敏感な人へのおすすめ度 | 非常に高い | 高い |
かるポカは遠赤外線パネル式のヒーターなので、風を起こすモーターやファンがありません。
そのため、電源を入れても「ジジ…」というような音すら聞こえないレベルで静か。
私自身、夜中に赤ちゃんと一緒に寝ている部屋で使っていますが、一度も「音が気になる」と思ったことがありません。
デロンギのマルチダイナミックヒーターも同様にファンレス構造で、さらに内部の発熱体から静かに放熱するため、図書館レベルの静けさとも言われています。
さすがイタリアのプレミアム家電ブランドという感じで、音にこだわるユーザーからも高評価を得ています。
かるポカとデロンギを比較⑥ 安全機能
| 項目 | かるポカ SN-M351 | デロンギ MDHS15-BK |
|---|---|---|
| 転倒時自動オフ機能 | 搭載 | 搭載 |
| チャイルドロック | あり | あり |
| 表面温度 | やや熱くなる | 低め(安全設計) |
| 火を使わない安心性 | ◎(電気式) | ◎(電気式) |
かるポカは転倒時自動電源オフ機能が搭載されていて、万が一ヒーターが倒れてしまっても自動で電源が切れます。
さらに、チャイルドロック機能も備えているので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えます。
デロンギも同様に、転倒時オフ&チャイルドロックを搭載。
加えて特筆すべきなのが、「表面温度が低い設計」なんです。つまり、ヒーター本体に触ってもヤケドしにくい構造。
ペットや赤ちゃんが近づいても火傷のリスクが少なく、より安心感が高いと言えます。
かるポカとデロンギを比較⑦ リモコン操作
| 項目 | かるポカ SN-M351 | デロンギ MDHS15-BK |
|---|---|---|
| タイマー機能 | 24時間デジタルタイマー | 24時間デジタルタイマー |
| リモコン操作 | なし | モデルによってはあり(Wi-Fi対応) |
| 出力調整 | 3段階(弱・中・強) | 5段階+温度32段階 |
| スマホ操作 | × | 一部モデルで○(アプリ連携) |
かるポカはリモコン非対応で、本体のパネルで操作する必要があります。
一方、デロンギのMDHS15-BKシリーズはWi-Fi対応モデルがあり、スマホからの操作が可能。
アプリを使って外出先からONにしたり、細かい温度調整もできるので、スマート家電的な使い方ができます。
かるポカのメリット・デメリット
かるポカのメリット・デメリットをまとめました。
かるポカのメリットとおすすめポイント
| メリット分類 | 内容 |
|---|---|
| 軽量・持ち運び性 | 約4.8kgの超軽量設計。取っ手とキャスター付きで女性でも移動がラクラク。 |
| 即暖性 | スイッチを入れてすぐに暖かくなるので、朝の冷え込みにもすぐ対応可能。 |
| 省スペース | スリム&コンパクトなデザインで、狭い部屋や脱衣所にも置きやすい。 |
| 静音性 | ファンレス設計で音がほとんどしないため、寝室でも快適に使える。 |
| 価格・コスパ | 約2万円台〜と手頃で、遠赤外線ヒーターとしては破格の価格設定。 |
| 遠赤外線効果 | 体の芯までじんわり温まり、肌や喉が乾燥しにくい。 |
かるポカ最大の魅力は、軽くて安くて、それでいてちゃんと暖かいこと。
ヒーターってどうしても「重くて動かすの面倒」とか「高いし本格的すぎる」と思いがちですが、かるポカはそのイメージをガラッと変えてくれます。
まず軽い!片手でひょいっと持ち上げられるから、朝は寝室、昼はリビング、夜は脱衣所へ…なんて使い方もストレスゼロ。
しかもスイッチ入れてすぐポカポカで、遠赤外線なので風が出ないぶんホコリも舞わず、赤ちゃんやアレルギーがある方にも優しい設計。
乾燥しにくいのも冬にはありがたいですよね。
それから「静音性」。寝るときに使っても気にならないっていうのは、かなりのメリット。夜中の赤ちゃんのお世話や、早朝の支度中にも大活躍してくれます。
何より「価格の安さ」。遠赤外線ヒーターって高いイメージだけど、かるポカは2万円台前後。しかも電気代も抑えめだから、節電・節約したい家庭にぴったりの相棒なんです。
かるポカのデメリットと注意点
| デメリット分類 | 内容 |
|---|---|
| 暖房能力 | 8〜10畳までが限界。広いリビングには物足りない可能性あり。 |
| 木造住宅での使用 | 断熱性が低い部屋では暖まりにくいという声も。 |
| 機能面 | 温度調整は3段階とシンプル。細かい設定はできない。 |
| リモコン機能 | 非搭載のため、離れた場所からの操作はできない。 |
| Wi-Fi操作 | 非対応。スマート家電との連携は不可。 |
| ニオイ問題 | 一部ユーザーから「使い始めに独特のニオイがする」との口コミあり。 |
かるポカは手軽さが売りのヒーターですが、その分いくつか注意したいポイントもあります。
まず大きな点は暖房能力。
最大で10畳対応とはいえ、実際に木造住宅や広めのLDKで使うと「あれ?ちょっと弱いかも…」と感じる場面も。
特に北国など、外気温がかなり低いエリアでは“補助暖房”としての使い方がおすすめです。
また、温度調整は「弱・中・強」の3段階のみ。デロンギのように32段階で細かく設定…ということはできません。
つまり「ちょっと暑い」「ちょっと寒い」といった微調整が難しいんですよね。機能は必要最低限で、どちらかといえば“シンプルさ重視”。
さらに、リモコン操作ができないのも地味に不便なポイント。
ベッドの中から温度調整したいときなど、いちいち本体まで行かないといけないのは手間に感じる方もいるかもしれません。
デロンギのメリット・デメリット
デロンギのメリット・デメリットについてまとめました。
デロンギのメリットと選ばれる理由
| メリット分類 | 内容 |
|---|---|
| 暖房能力 | 10〜13畳まで対応。広めのリビングでもしっかり暖まる。 |
| 温度調整 | 32段階の細かい設定が可能で、好みの暖かさにピタッと調整。 |
| 安定感と安全性 | 重量感ある本体で倒れにくく、表面温度も低めで安全。 |
| 静音性 | ファンレス構造で非常に静か。赤ちゃんやペットにも優しい。 |
| 高級感あるデザイン | マットでスタイリッシュな見た目。インテリア性◎。 |
| スマート機能 | Wi-Fiモデルではスマホ操作が可能で、遠隔操作にも対応。 |
デロンギが「高価格帯でも選ばれる理由」は、やっぱり圧倒的な安心感と機能性にあります。
まず、暖房能力の高さ。10〜13畳まで対応しているので、リビングやダイニングなどの大空間でも、じんわり・しっかりと暖めてくれます。
しかも暖かさにムラがなく、どこに座っていても「ちゃんとあったかい」。これって地味だけど、毎日使うとすごく重要なんですよね。
そして、温度調整は驚きの32段階。こまか〜く設定できるので、「ちょっとぬるい」「ちょっと熱い」と感じることが少ない。
出力も5段階で切り替えられるので、必要なときに必要なだけ暖房できて、電気代の節約にもつながります。
重さはありますが、その分、安定感がバツグン。
小さな子どもがぶつかっても倒れにくくて安心。しかも表面温度も低めに抑えられているので、触ってしまっても火傷の心配が少ないんです。
さらに、スマホで操作できるWi-Fiモデルも展開。朝、布団の中からスマホで電源ON。
帰宅前に部屋をあたためておく…なんていう、一歩先の快適さも体験できます。
デロンギのデメリットと課題
| デメリット分類 | 内容 |
|---|---|
| 重量 | 約12.5kgと重く、移動が大変。持ち運びには不向き。 |
| 価格帯 | 3万円後半〜5万円前後と高価。導入コストがネックになることも。 |
| 立ち上がり | 暖まり始めるまでに5〜10分かかる。即暖性は弱め。 |
| 設置スペース | 横幅があるため、狭い部屋には不向きな場合も。 |
| 操作パネル | 多機能ゆえに設定がやや複雑。機械が苦手な人にはハードル高め。 |
デロンギは高機能&高品質なヒーターですが、やはり「高級機らしい弱点」も存在します。
まず、一番のネックが本体の重さ。約12.5kgと、かるポカの2.5倍以上。
一度設置すれば動かさない前提で作られているため、「今日は寝室に持って行こうかな〜」なんて気軽には使えません。
移動が前提の使い方には、正直向いていないです。
そして価格の高さ。多くのモデルが4〜5万円台なので、「とりあえずサブ暖房を…」という目的にはハードルが高いと感じる人も多いはず。
特に一人暮らしや学生さんには、ちょっと手が出しづらい金額かもしれません。
また、立ち上がりの遅さも注意点。
遠赤外線やセラミックヒーターと違い、熱がじんわりと広がるタイプなので、部屋が暖かくなるまでに数分かかります。
朝のバタバタした時間にサッと使いたい方には、やや不便に感じるかも。
さらに、横に長いデザインは「おしゃれ!」という一方で、置き場所を選ぶというデメリットも。
狭い寝室やワンルームでは、邪魔に感じることもあるので注意が必要です。
そして最後は、操作の複雑さ。
出力・温度・タイマー・モード…と機能が豊富すぎて、説明書なしでは分かりづらい面もあります。
かるポカがおすすめな人
- 毎日ヒーターを部屋間で移動して使いたい
- 寝室・脱衣所・子ども部屋など、狭めの空間で使いたい
- 朝の冷え込みにすぐ対応したい
- 音に敏感で、静かな暖房を探している
- 機械の操作が苦手で、シンプルな操作性を求めている
- 予算を抑えて、コスパのいい暖房器具を探している
- お年寄りや小さなお子さんがいる家庭で、安全に使いたい
かるポカは、なんといっても「ちょこっと使いたいときにすぐ動かせる」この軽さが最強です
それに遠赤外線のやさしい暖かさがじんわり体に沁みて、乾燥もしにくいからお肌にも優しい。
とくに冷え性の方や、冬になると足が冷たくて眠れない人には本当におすすめですよ。
デロンギがおすすめな人
デロンギは、“部屋全体をふんわり暖めたい”いう方にとって理想的なヒーターです。
とくに「長時間快適に過ごしたい」「安全性もデザインも妥協したくない」そんなこだわり派に向いています!
- リビングやダイニングなど、10畳以上の広めの部屋で使いたい
- 空気を乾燥させず、ムラのない暖かさを求めている
- 赤ちゃんやペットがいるため、安全性重視で選びたい
- 音が気にならない、超静音ヒーターが欲しい
- オシャレで洗練された家電をインテリアとして置きたい
- 細かく温度調整して、快適な温度をキープしたい
- スマホから遠隔操作するなど、スマート家電を使いこなしたい
- 高くても良いものを長く使いたい、という考えを持っている方
デロンギの最大の魅力は、「安心して長時間快適に使える」こと。
スイッチを入れてから時間はかかりますが、その後のふんわりとした温もりがとにかく心地いいんです。
それにデザインの高級感も圧倒的!おしゃれ家電が好きな人にはたまりませんよ。
かるポカとデロンギの比較のまとめ
かるポカとデロンギは、どちらも優れた電気ヒーターですが、それぞれに異なる魅力があります。
かるポカは、軽量・即暖・コスパの良さが特徴で、狭い部屋や寝室などで手軽に使いたい方にぴったりです。
一方のデロンギは、広い空間をふんわり暖められるパワーと、高級感あるデザイン、スマホ連携などの多機能性が魅力で、快適性を重視する方におすすめです。
価格や使用シーン、家族構成によって、ベストな選択肢は変わります。
どちらも火を使わない安全設計なので、小さなお子さんやペットのいる家庭でも安心して使えるのが嬉しいポイントですね。




